梅の花が綺麗でした 〜久地梅林公園〜 【2013年3月5日】
初回は、いきなり溝の口からは少し離れますが、前々から気になっていた「久地梅林公園」へ。
季節的にもちょうど良いと思い出掛けてきました。
溝の口近辺でも、実はあまり知られていない「久地梅林公園」。
うちへ来ていただいている患者さんに「久地梅林公園って知ってます?」とお伺いしても「ん?どこ?」という返事が多く返ってきます。
実は、私もこの公園の存在をはっきりと知ったのはつい先日でしたf(^^);
「梅林」という交差点は以前から知っていたのですが、梅林なんてどこにあるんだろう?となんとなく頭の中で考えていたくらいでした。
場所としては高津駅から府中街道を久地方面へ10分ほど歩いて、平瀬川を越えてすぐに右へ曲がると「久地梅林公園」はあります。
この辺りは江戸時代からの梅林だそうで、かつては多くの花見客で賑わっていたそうです。JR南武線の「久地」駅も、当時は「久地梅林」駅だったとのこと。
しかし、時間とともに梅の木も減ってきてしまい、かつての情景を取り戻そうということで、近隣の住民の方の意見を取り入れて、地域の特徴を活かしたみんなの憩いの場として2003年に「久地梅林公園」が整備されたそうです。
また、園内には当時、世田谷の砧に住んでいた北原白秋が与謝野鉄幹の還暦祝賀会に「梅」を題材にした歌を送るために、この近辺の久地梅林を訪れて、そのすばらしい梅の花に感動して詠んだ
「君(鉄幹)がため 未明(まだき)に起きて梅のはな 見に来りけり まさやけき花」
という歌碑が建てられていました。
北原白秋が詠んだ句碑 |
文学碑の説明板 |
梅の花も白梅、紅梅、ボタンのようなピンク色の枝垂れ梅、青みがかった「青軸」という梅、などなど種類は豊富にありました。
本数的には圧倒されるほどの数はありませんが、小じんまりした公園にはちょうど良い景観だと思います。
また、園内には整備中ではありましたが、ちょっとした遊具もあり、お子様連れのお散歩にも良いと思います。
綺麗なピンクのしだれ梅 |
白梅(種類はいろいろあるようです) |
遠目に見ると青みがかって見える「青軸」 |
遊具もありました(整備中のようです) |
また、公園の平瀬川沿いには、つぼみをつけた(おそらく)桜の木も数本ありましたので、梅が終わってからも楽しめそうな公園でした。
また、右の写真は後日(1週間後)、公園脇の民家の5分咲き程の紅梅を府中街道側から撮ったものです。なかなか見事なものでした。
やはり、昔からの梅林だけあって、付近の庭先にはちらほらと梅の木が植えられていますし、桜の木もかなりありそうです。これからお散歩にはちょうど良い季節ですので、みなさんも一度近隣を散策してみてください。
ちなみに、高津区の「区の木」は梅だそうです。
【お散歩日 2013年3月5日】